概要
さてさて。
ONE-NETBOOK社が小型のGPU BOXを発売したそうです。
と言う訳でレビューしてみましょうか!
(デモ機なので製品版とは異なる部分が出てくるかもしれません)
ONEXGPUですが
GPD G1と同じくRadeon RX 7600M XTを搭載しています。
尚且つUSB4とOcuLink接続が可能で
小型でRJ45も装備している豪華な感じのGPU BOXですね。
接続するだけでGPU能力が飛躍的に上がるので
あれば便利なアイテムかなと思いますね。
スペック
製品名 | スペック |
---|---|
GPU | AMD Radeon™ RX 7600M XT |
アーキテクチャ | RDNA 3 |
製造プロセス | 6nm |
最大メモリー帯域幅 | 8GB |
インターフェース | OCuLink × 1 DP 1.4a × 2 USB4 × 1(100w PD充電をサポート) HDMI × 2 DisplayPort(マルチスクリーン同時接続:4) USB 3.2 Type-A × 2 M.2 PCle 3.0スロット RJ45 |
GPU電力 電源 | 330w(16.5A / 20v) 100w充電をサポート |
本体重量 本体サイズ | 約869g 約196 × 120 × 32mm |
付属品 | ONEXGPU 本体 × 1 330WのACアダプター × 1 USB4ケーブル × 1 保証書(1年間) × 1 ※OCuLink接続ケーブルは別売りです |
販売ストア
製品名 | GPDダイレクト | ハイビーム | アマゾン |
---|---|---|---|
GPD G1 | ¥108,800 | ¥108,800 | ¥104,300 |
OCuLinkケーブル GPD G1 対応 | ¥8,800 | ¥8,800 | |
GPD G1 専用ケース | ¥3,850 | ¥3,850 |
GPD G1との違い
ONEXGPUとGPD G1は
どう違うのですか?
と気になる方も多いでしょうね。
仕様 | ONEXGPU | GPD G1 |
---|---|---|
GPU電力 電源 | 330w(16.5A / 20v) 100w充電をサポート | 120W 240W GaNバッテリー内蔵 60w給電 |
インターフェイス | OCuLink × 1 USB4 × 1 USB 3.2 Type-A × 2 HDMI × 2 DisplayPort× 2(マルチスクリーン同時接続:4 M.2 2280 SSD RJ45 | OCuLink(SFF-8612)メスポート × 1 USB4 × 1 USB 3.2 × 3(USB4 ホスト・デバイス接続時のみ有効) HDMI 2.1 × 1 DP 1.4a × 2 SD 4.0 カードスロット × 1(USB4 ホスト・デバイス接続時のみ有効) |
RGBライトエフェクト | 有 | 無 |
本体寸法 | 約869g 約196 × 120 × 32mm | 約0.92g 約225 × 111 × 30mm |
価格 | ¥101,700 | ¥108,800 |
まぁそこまで大きな違いは無いんじゃないですかね。
拡張ストレージに関しては
外付けのSDカードか内蔵のSSDの違いなので
都合を良い方を選ぶ感じになりそうですね。
他は重量と寸法とRJ45の有無と
60w給電か100w給電と価格の違いでしょうね。
(現時点ではONEXGPUの方が安い)
電源はGPD G1の方が良いですね。
GPD G1はケーブル一本で電源が入りますが
ONEXGPUはケーブル+アダプターなので
持ち運びを視野に入れると
GPD G1の方が軽量でしょうね。
まぁこの辺りは好みが分かれそうですね。
本体と付属品
・専用ケース
・本体
・Oculinkケーブル
・USB4ケーブル
・330WのACアダプター
ACアダプターは330Wなので大きいと思ってましたが
見た目通りで割と大きめです。
筐体はアルミニウム合金製のボディ素材で
耐久性・耐腐食性などを有しているそうです。
耐久性・耐腐食性は
この手の危機では十分に注意せねばならない問題なので
その辺りも抜かりない感じで良いですね。
インターフェイス
左から
・RJ45
・DisplayPort x 2
・HDMI × 2
・OCuLink × 1
・USB4 × 1
・ACアダプタの接続口
RJ45があるのは、やはり大きいと思います。
現在のWI-Fiの速度もなかなか早いと思いますが
RJ45だと安心感が違いますね。
左から
・電源ボタン
・ターボモードボタン(120w)
・RGBライトエフェクトの光り方を変えるボタン
・USB 3.2 Type-A × 2
ターボボタンを押すと
こんな具合にボタンが光るようです。
まぁ使わずとも支障は無いので
用がない限りは押さなくとも問題は無いと思います。
重量
スペック表より少し軽いですね。
ONEXPLAYER miniもそうですが
スペック表よりも若干、軽いというのはなかなか良いですね。
競合機種を出し抜きたいというのが伝わってきますね。
ストレージが内蔵可能
GPD G1と違う部分の一つが
M.2 2280 PCIe 3.0 スロットも搭載しており、
ストレージの拡張が可能です。
UMPCなどの換装後の余って放置しているようなストレージが
再活用出来そうな感じですね。
蓋はマグネット式ですね。
蓋の向きはどちらでも大丈夫のようです。
UMPCのストレージと違って
簡単に取り付けれるので良いですね。
用途としては
PC内で録画したゲームの動画や写真などを保存する為の置き場として
活用するのが良さそうな感じですね。
RGBライトエフェクト
RGB機能もGPD G1にはない機能ですね。
この機能に関しては見栄えでしょうね。
光らせてみましたがこんな感じですね。
ゲーミングな感じで良いですね~。
ONEXFLYやAYANEO AIR 1sなども
アナログスティックを光らせる事は可能ですが
バッテリー容量の関係でRGBはオフにする場合が多いです。
(省電力の一環)
GPU BOXだと、その辺りを余り気にせずに使えるのも良いですね。
ONEXGPUの温度とファンの音
冷却能力ですが
ベイパーチャンバーなるものを用いた空冷の仕様だそうな。
(冷却の仕様も随分と進化しましたね)
で、実際に使ってみました。
コレは凄いですね~。
全然、熱くないんですよ。
ONEXPLAYER miniやONEXFLYの冷却能力も見事でしたが
GPU BOXでも技術の高さを披露してくれてますね。
ファンの音も
そこまで気になるような事は無いのではないかなと思います。
ONEXGPUを接続してみる
Oculink搭載の端末を所持してないので
USB4の端末で接続してみました。
接続するとこんな感じに表示されますね。
接続してベンチマークをやると
こんな感じですね。
Oculink接続だと
もう少し数字が良くなるようですが
まぁコレでも十分ではないですかね。
FF14 ベンチマーク(AYANEO AIR 1s)
数回テストして数字の大きいのを採用してます。
OCuLink対応の端末が手元に無いので
USB4のみでテストしてます。
FFXIV 暁月のフィナーレ | TDP15w(ONEXGPU無し) | TDP15w(ONEXGPU有り) |
---|---|---|
最高品質 | 7442 | 11376 |
高品質(デスクトップPC) | 7216 | 10964 |
高品質(ノートPC) | 7648 | 11176 |
標準品質(デスクトップPC) | 7847 | 11361 |
標準品質(ノートPC) | 7966 | 11194 |
因みに重量405gのAIR 1sの限定モデルのレトロNESの在庫が
ハイビームで残り18個だそうです。
気になる方は検討してみても良いかもしれませんね。
FF14 ベンチマーク(ONEXFLY)
数回テストして数字の大きいのを採用してます。
OCuLink対応の端末が手元に無いので
USB4のみでテストしてます。
FFXIV 暁月のフィナーレ | TDP15w(ONEXGPU無し) | TDP15w(ONEXGPU有り) |
---|---|---|
最高品質 | 6667 | 11694 |
高品質(デスクトップPC) | 6548 | 11621 |
高品質(ノートPC) | 6616 | 11291 |
標準品質(デスクトップPC) | 7461 | 11641 |
標準品質(ノートPC) | 8163 | 11319 |
FF14 ベンチマーク(AYANEO SLIDE)
SLIDEのみ15wと28wでテストしてます。
FFXIV 暁月のフィナーレ | TDP15w(ONEXGPU有り) | TDP28w(ONEXGPU有り) |
---|---|---|
最高品質 | 11755 | 12434 |
高品質(デスクトップPC) | 11233 | 11621 |
高品質(ノートPC) | 11291 | 11719 |
標準品質(デスクトップPC) | 11618 | 12035 |
標準品質(ノートPC) | 10828 | 12098 |
まぁそこまで劇的な変化は無いようです。
コレがOculink接続だと
もう少し数字が上がるかもしれませんね。
USB4接続でゲームを動かしてみる
いや~。
USB4で接続するだけで、コレだけ変わるのは見事ですね。
UMPCで重いゲームは設定を下げて使うのが基本でしたが
最高設定でも60fps出るので良い話ですね。
GPU BOXに接続してる時のみですが
たいていのゲームは最高設定で遊べる状態になるので
高品質の設定で遊びたい場合に良いですね。
良い点と気になる点
良い点 | 気になる点 |
---|---|
USB4接続とOcuLink接続で手軽に接続可能 | USB4とOcuLinkのケーブルは短い上にお安くはない |
RJ45が搭載されてるのは便利ですね | MicroSDが刺さらない |
重量は864g | 本体の上にONEXFLYを載せる機能があれば尚良し |
小さいので置き場所に困らない。 | アダプターが大きい。(持ち運び人は向いていない) |
本体温度が30°以下で安定している | |
GPD製品以外でも使用可能 | |
RGBライトエフェクトでゲーミングな感じ |
感想
使ってみた感想ですが
ONEXFLY以外でAYANEO AIR 1sやAYANEO SLIDEでも
問題なく使用できました。
USB4やOCuLinkのケーブルを
接続するだけで使えるので手軽で良いですね。
例えばですが
Lenovoの「Yoga 7 2-in-1 Gen 9 14型(AMD)」とかでも
使用は可能だと思います。
(USB4が搭載されているので)
UMPC用でなくともUSB4搭載のノートPC用に
迎えるというのもアリですね。
内蔵GPUでは物足りなくて
尚且つ小型のGPU BOXが欲しい方には
良いアイテムかなと思いますね。
一昔前の巨大なGPU BOXと比べたらコンパクトなので
使い方次第ではデスク周りがスッキリするとは思います。
7インチまでのUMPCはバッテリー容量の関係で
設定を下げて使う必要がありますが
GPU BOXに接続している間は能力が飛躍的に上がって
尚且つ電力も供給されるので、
細かい事を気にせずに安心して使える感じですね。
(その代わりにケーブルが邪魔ですが)
GPDと比べてみた感じですが
SDカードやSSDやRJ45とか、細かい仕様の違いはありますが
全体的な仕様感としては
GPDと似たようなものじゃないですかね。
どちらにもそれぞれ善し悪しがあるので
インターフェイス周りで都合の良い機種を選ぶと良いでしょうね。
SDカードやRJ45もUSBで拡張すれば使用は可能なので
さほど問題は無いかなと思います。
USB-AにType-Cを常時刺しておいて
充電や有線のコントローラーとして使うのも良いでしょうね。
(GameSIr G7 XBOXコントローラーなど)
もしくは2.4Ghzのコントローラーを刺すのも良いですね。
(GameSir T4 Cyclone Proなど)
気になる点としては
GPDと同じく
USB 3.2 Gen 2 Type-Cが一つ欲しかったですね。
(まぁ構造上、難しかったのかもですね。)
その他だとGPU BOXの上に
クレードルの機能があれば良かったかもしれませんね。
もしくは縦置きのスタンドがあれば良かったかもですね。
アダプターの大きさも
まぁまぁ気になりますね。
(本体込みの総重量で見ると、持ち運びに向いているとは言い難い)
小型にできそうであれば小型にしてほしいですね。
最近のブログ
ハイビームさんのセール品の一覧と修理情報
コチラですね。
セール品の一覧
また、ハイビームさんで修理する際の情報なのですが 内部基盤以外の修理は国内、内部基盤は中国との事です。
バッテリーの交換はどのメーカーも15000円を目安にしてくださいとのことでした。
クラウドファンディング版と国内正規版の違い
コチラにまとめてあります。
通販サイトと動画配信サービスとギフト券とSWELL
UMPCの専門店のハイビームさんの
オンラインストアですね。
定期的にセールを行っておられるようです。
掘り出し物が見つかるかも!?
海外通販サイトだと
アリエクスプレスさんとbanggoodさんで
ちょこちょこ買い物してます。
アマゾンプライムビデオとU-NEXTは配信してるものは
割と同じようで違うんですけど、契約しておくと便利ではありますね。
たまにバチェラージャパンとか独占タイトルもあるので地上波では見れない映像とかもあるので悪くはないかなと思います。
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