「AYANEO AIR 1s 8840U」レビュー。最軽量で小さくとも省電力で尚且つパワフルな端末ですよ。

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概要

さてさて。
物欲の夏ですね~。

と言う訳で
AYANEO AIR 1sのレビューですね。

AYANEO AIR 1sのアップグレードモデルですね。

厚さ 21.6mm、重量450gの超薄型ボディに
鮮やかな色彩の5.5 インチ OLED ディスプレイを搭載しています。

薄型軽量ハンドヘルドでTDPは最大で25wを実現していて
小さくてもパワフルですよ。
(と言ってもブログ主は省電力で使用が主ですが)

最軽量及び薄型のUMPCが欲しい方には良き端末ですよ。

7840Uから8840Uは両方とも780Mとの事なので
何が変わったのか?

と言う疑問があった訳ですが
今回の1sを見た感じだと
7840Uより8840Uの方が消費電力が抑えられているように見えるので
総合的なパフォーマンスは良くなってるように思えます。

その辺りを見ていきましょうか。

スペック表

製品名AYANEO AIR 1S
OSWindows 11 Home
プロセッサーAMD Ryzen™7 8840U
グラフィックスAMD Radeon™ グラフィックス
メモリ/ストレージ16GB+512GB:32G+2T
インターフェースUSB4 Type-Cポート x2
TF カードスロット x 1
3.5mmイヤホンジャック x 1
センサーデュアルジャイロスコープ搭載
指紋認証サポート
無線LAN/BluetoothWi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
ディスプレイ5.5インチ / AMOLED(アクティブマトリクス式有機 EL)
1920*1080
マルチタッチ対応
バッテリーとTDP10050mAh バッテリー搭載 (38Wh)
5w~25w
カラーオーロラホワイト:ポーラブラック
外形寸法約224×89.5×29.6mm
最薄部:約21.6mm
本体質量約450g

今回のレビューは16G+512G版です。

販売ストア

1s 8840Uハイビームアマゾン
オーロラホワイト 16GB/512GB¥138,000¥138,000
ポーラブラック 16GB/512GB¥138,000¥138,000
オーロラホワイト 32GB/2TB¥168,000¥168,000
ポーラブラック 32GB/2TB¥168,000¥168,000

Indie GoGoで
「百英雄伝エディション」という限定モデルが販売されてます。
https://www.indiegogo.com/projects/ayaneo-air-1s-light-thin-oled-amd-8840u-handheld#/

レトロパワーとNESエディションに後れを取らない見事なカラーですね。
(オレンジのボタンの色とか凄い拘りを感じる・・・)
(でも、お高いんですよね・・・)

開封

DSC_8792_TEMP
DSC_8791_TEMP

レトロパワーも良いですが
オーロラホワイトもなかなか良いですね~。

重量と専用ポーチ

451gです。
スペック表とほぼ同じですね。

DSC_8882_TEMP

専用ポーチと本体込みの重量はこんな感じですね。

switchのポーチとVOLTMEの薄型の充電器込みだと
こんな感じです。

充電器込みでこの重量なら携帯性は十分でしょうね。

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ディスプレイ

5.5インチの有機ELディスプレイで解像度1920 x 1080で
画素密度は404ppiです。

何時も通りOLEDは色が濃くて良いですね。

AIR 1sの液晶は色が濃く鮮やかな感じで
AIR PlusやSLIDEの液晶はスッキリした液晶?
と言う印象ですね。

まぁ液晶の種類と言うよりは
液晶のサイズで選ぶ方が多いのではないでしょうかね。

コントローラーと持ちやすさ

本体はswitchライトのシリコンカバーを着けたような形状なので
持ちやすいです。

ABXYボタンの押し心地は良好です。
LT/RTボタンはアナログトリガーが採用されています。

AYAボタンは長押しで専用アプリ、AYASpace画面
短押しでAYA Quick Tool表示が起動します。

モデル名が「オーロラホワイト」なのですが
モデル名と同じでLとRにも拘りが詰まっていますね。

DSC_8744_TEMP

LとRの塗装も上品な感じで良いです。
お高いのも納得ですね。

放熱対策と冷却能力

TDPが12wで本体の温度はこんな感じですね。
50°を超える事は無いようです。

(ブログ主の使い方)

(基本的には省電力で使用するので15w以上は使用しません)
(15wまで(要設定)で、たいていのゲームが遊べるので問題は無い)
(TDPが高いと熱暴走が起きて壊れる原因にもなります)
(ただでさえ高いので可能な限り壊さないように綺麗に使いたい)

DSC_8747_TEMP

WIN miniの場合は
本体の温度が最大で50°を超えるんですけどね。

特に底面と十字キーとABXYボタン辺りが
なかなかの熱さですが
AIR 1sの場合は液晶面が暖かくなる程度で
コントローラー部分は、ほんのり暖かい程度ですね。

この小ささでGPD WIN miniよりも熱くないので見事ですね。

一般的には
小さい端末の方が熱が籠りやすく熱いという印象ですが
AIR 1sはそんな事は無く
小さくても大きい端末に後れを取ることなくパワフルですね。

専用アプリ「AYA Spece2」

AYANEOといえばAYA Speceですね。
現在はAYA Spece2にバージョンアップして
現在進行形で様々な機能が追加および修正がされています。

本体右下の「AYAボタン」は
「AYASpace」の呼び出しボタンです。

AYASpaceは、ゲームランチャー・TDP操作
マウス操作・スクリーンショット・RGBイルミネーション
カスタムボタンの割り当ての短押し・長押し使用する上で必須です。

TDPですが
デフォルトの設定の他に
自分用のオリジナルの設定を追加することも可能です。

どの設定が良いのか?
などを自分で手探りで探すのも、AYANEOシリーズの端末の
面白い部分とも言えますね。

LCとRCに短押しと長押しで様々な機能が割り当てられるのですが
スクリーンキーボードやスクリーンショットを
登録しておくと良いでしょう。

スクリーンキーボードはこんな感じです。
特に不自由も無く使えると思います。

Quick Assistantにも
色々と登録が可能です。

まぁWinボタンやコントローラーをオフにするボタンを
登録しておくと良いと思います。
(別のコントローラーを使用する際にオフにしないと重複するので)

非常に多彩ですね。

しかもまだ現在進行形で開発がされております。

その上で
AYANEOシリーズのどの端末でも使用可能らしいので
統一性があってよいですね。

専用アプリ「AYA Spece2」マウス機能

AYA Spece2にはマウスの機能があるんですが
非常に便利です。

だが、マウスが常にオンの状態だと
特定のアプリの動作が怪しくなるので
怪しくなる場合はマウスをオフにする必要があります。

マウスのスピードなども変更が可能のようです。

専用アプリ「AYA Spece2」Performance overlay

MSI AFTERBURNERって知ってる方は多いんじゃなですかね。
一般的には手動で導入しなければならない訳ですが
似たような機能がAYA Speceにも組み込まれております。

表示方法が3種類ありますがsimpleが見やすいですね。

アフターバーナーの方が見やすいという方も居るので
どちらが良いかは使ってみてから決めると良いかなと思います。

専用アプリ「AYA Spece2」充電関係

本体に充電する電力の量の上限を設定出来るようです。

95%に設定すれば95%以上の充電は行われないようになるようです。

バイパス給電にも対応したようです。

他機種と比べてバッテリー容量が少ないので
バッテリーに負荷がかからないような対策がなされてて良いですね。

オクトパストラベラーで若干の違いがあるようです。

Steam版のオクトパストラベラーは
7840Uだと5w~8wぐらいで遊べるんですけどね。

街の広場の噴水の部分が重いようで
7840Uだとfpsが30を下回るんですよ。
(動作を安定させる為に必要な電力が足りてないという解釈ですか)

で、8wに上げれば30fps以上になるようです。

で、8840Uは5wでも
30fpsを下回らなかったのです。

スクリーンショット載せておきます。

ONEXFLY 7840U
TDP5w
26fps

AYANEO SLIDE 7840U
TDP5w
26fps

AYANEO AIR 1s 7840U
TDP5w
23fps

AYANEO AIR 1s 8840U
TDP5w
36fps

784Uと8840Uはスペック上は大差は無いそうですが
この違いは非常に大きのかなと思いますね。

7840Uより8840Uの方が省電力?のようです。

7840U搭載機と8840U搭載機で全く同じ設定で動かしてみた所
8840Uの方が省電力のようです。

AYANEO AIR 1s 7840Uでドラクエ11が15w~16w

AYANEO AIR 1s 8840Uでドラクエ11が10w~11w

AYANEO AIR 1s 7840Uで龍が如く8が12w~13w
AYANEO AIR 1s 8840Uで龍が如く8が8w~9w

AYANEO AIR 1s 7840UでSTRAYが11w~12w
AYANEO AIR 1s 7840UでSTRAYが9w~10w

ゲームによって同じ設定でも
だいぶ省電力で済むので良い話ですね。

聖剣伝説 VISIONS of MANA

聖剣伝説 VISIONS of MANAの体験版なんですが
6800U、7840U、8840Uに導入してみて
画質に違いがあるようです。

初めは1sの88410Uで低設定で動かしてみて
気にならなったんですが
AOKZOE A2の6800Uで動かしてみたら
同じ設定でえらい画質が荒いので気になったんですけどね。
(最高画質はそこまでの違いは無い気がする)

AOKZOE A2 6800U

特にゾーイみたいな7インチだと画質の粗さが目立つ感じですね。

AYANEO SLIDEとONEXFLY
7840U

6800Uより若干マシ?
かなと言う感じですね。

1s 8840U

そこまで粗さが目立たない感じですね。

7840Uと8840Uは両方とも780Mと聞いてますが
ゲームを動かしてみると割と違いがありますね。

こういう細かい違いがあるので
やはり古い端末は必要ですね。

黒神話 悟空

100Gを超えてるので
とりあえずDLに時間がかかります。

そしてとりあえず推奨設定ですね。
(必然的に低品質になるようです)

安定するまでに時間がかかる気がしますが
11wぐらいで30fpsを維持できそうですね。

他のUMPCに導入する場合は
悟空を導入済のUMPCをホストにして転送すると
転送速度が短縮されるようです。

DSC_8753_TEMP

こういう時に複数あると便利ですね。

バッテリー稼働時間

ゲームによりますが
1sは軽量の代わりにバッテリー容量が少ないモデルなので
基本的に設定を下げて
30fps~40fps辺りを維持できるような設定が好ましいですね。

モノによっては
特に設定を触らずとも問題がないゲームもありますが
まぁ動かしてみないと分からんですね。

5wで遊べるゲームだと約2時間ぐらいでしょうね。

10wぐらいで遊べるゲームだと約
ギリギリ約1時間半ぐらいでしょうね。

という事は
15wぐらいで遊べるゲームだと
ギリギリ約1時間ぐらいでしょうかね。

仕様上は20w(給電中のみ25w)まで上げれるが
バッテリーの減りが速い上に壊れる原因にもなるので
まぁ15wまでを目安に使用する方が良いでしょうね。

目安
05~07w:約2時間ぐらい
07~10w:約1時間半ぐらい
11~15w:約1時間ぐらい

動画を用意してみました。

全体的に78740Uよりも省電力で遊べるようになっているようです。

良い点時になる点

良い点気になる点
8840U搭載機で最軽量端末レトロパワーとNESカラーも用意して欲しかった
コントローラーの操作性とカスタムボタンSound TAP Magicを搭載して欲しかった
省電力に特化した電力管理の仕様バッテリー容量が少ない
専用アプリ「AYA Spece2」ブラックのベゼル色を本体色に近づけて欲しかった。
画面の綺麗さ画面が小さい
持ちやすさバッテリー容量が少ない
MicroSD搭載可能
指紋認証
薄いのに冷却能力が高いと思います

感想

AYANEO AIRシリーズを全て見てきましたが
今回の8840Uも完成度が高いですね。

初代AIRのレトロパワーとAIR Plus 6800Uと
7840UのNESエディションとレトロパワーを所持してますが
AIRの良い部分を現状維持しつつ
8840Uが搭載されているのは見事ですね。

競合機種だと
基本的には500gを超えてるんですが
その中で450gを実現しているので本体の名前通りと言うべきですかね。

7840Uも8840Uも
たいして違いは無いかと思いきや
そう言う訳では無かったです。

ゲームによっては
7840Uよりも消費電力が少なく済むのは大きいですね。
(この少しが重要でバッテリーの稼働時間に影響がある)

特にAIR 1sのようなバッテリー容量が少ない端末は
TDPの調整が必須になってきますからね。

AYA Spece2にバッテリーの充電の最大値の設定と
バイパス給電が追加されたのも大きいですね。

バッテリー容量が少ないからこそ
可能な限りバッテリーに負荷がかからないように
専用ソフトウェアで制御が出来てるのは凄い事ですね。

初代のAYA Speceから
よくぞここまで作り込んだものですね。

気になる点としては
軽量故に他機種と比べてバッテリー容量が少ないですね。

その辺りもあるので
可能な限り省電力で使用する事になりますが
省電力でも設定を調整すれば
龍が如くやホグワーツレガシーなどのゲームも
問題なく遊べるので、まぁ使い方次第ですね。

これから続々と8840U搭載のUMPCが発売されるようですので
画面サイズやバッテリー容量や価格などをチェックして
自分のあったUMPCの購入を検討してみてください。

もう一つは
AYANEO2に搭載されている「Sound TAP Magic」を
搭載して欲しかったですね。

音を振動に変換するという機能なんですけどね。

振動に対応していないゲームや動画で
振動が発生するので面白い仕様だと思いますね。

ただ、振動が発生すると
バッテリーの減りにも影響があるので
その辺りもあって非搭載なのかもしれませんね。

もう一つ気になる点としては
カラーが限定されている点ですかね。

1sの時はレトロパワーエディションや
NESエディションがありましたが
今回は2種類なのですよ。

カラーだけで言えばレトロパワーとNESが大好物ですが
逆にカラーが少ない方がユーザー側としても
選びやすい面もあるので、なかなか難しいところですね。
(NESエディションの国内版は約1か月ほどで完売してた筈)

強いて言えば「百英雄伝エディション」も
一般販売して欲しいところですね。

百英雄伝エディションのAIR 1sで
百英雄伝の2週目をやってみたかったですが
なかなか現実は厳しいって言うか。
(懐の事情とかもあるので・・・・)

古い端末から得られることは多いですね。

レビューを作るときにレビュー対象の端末を触りながら
他の端末も触るようにしてますね。

上で載せたオクトパストラベラーや
龍が如く8みたいな感じで
新型になると何かしらの変化が見られるので
その辺りを見ていくのも
レビューの面白い部分ではないかなと考えてます。
(変化が無ければそれもまた良しと言う感じですか)

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ハイビームさんのセール品の一覧と修理情報

コチラですね。

セール品の一覧

また、ハイビームさんで修理する際の情報なのですが 内部基盤以外の修理は国内、内部基盤は中国との事です。

バッテリーの交換はどのメーカーも15000円を目安にしてくださいとのことでした。

クラウドファンディング版と国内正規版の違い

コチラにまとめてあります。

通販サイトと動画配信サービスとギフト券とSWELL

UMPCの専門店のハイビームさんの
オンラインストアですね。

定期的にセールを行っておられるようです。
掘り出し物が見つかるかも!?

海外通販サイトだと
アリエクスプレスさんとbanggoodさん
ちょこちょこ買い物してます。

アマゾンプライムビデオとU-NEXTは配信してるものは
割と同じようで違うんですけど、契約しておくと便利ではありますね。

たまにバチェラージャパンとか独占タイトルもあるので地上波では見れない映像とかもあるので悪くはないかなと思います。

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この記事を書いた人

どうもネスです。

GPDやAYA NEOやONEXPLAYERなど
珍しくて熱くて面白いUMPCやガジェットが大好物です。

物欲は良いですね。

宜しくお願いします。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • コメント失礼します。大変参考になり、7840Uのほうを購入したものです。充電まわりでご質問ですが、公式サイトのdriverページでたしかに1Sの充電制御とバイパス充電可能になっており、7840Uでもできてますが、どちらかONにすると「ジリジリ」音が出てくるんです。普通の充電かつ100%までの充電に戻すと音がなくなります。8840Uも同じでしょうか?怖くてonにできずにいます。

  • こんばんわ。
    コメントありがとうございます。

    うちでも95%に設定してて
    7840Uと8840Uの1sで見てみましたが
    特にそういう異音的な音は出てないんですよね・・・・

    購入先に問い合わせてみた方が良いかもしれませんね。
    (国内だとハイビームですね。)

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