概要
さてさて。
GPD社が小型のGPU BOXを発売したそうです。
と言う訳でレビューしてみましょうか!
GPD G1ですが
Radeon RX 7600M XTを搭載しています。
尚且つUSB4(Thunderbolt 3と4)と OcuLink接続が可能で
さらに小型と言うなかなか豪華な感じのGPU BOXですね。
GPU BOXのサイズの関係で敬遠する方も居たと思われますが
「置く場所が無いので小型なら欲しい」
という方には丁度良いかもしれないアイテムですね。
販売ストア
モデル | 天空 | ハイビーム | アマゾン |
---|---|---|---|
Ryzen5 7640U 16GB/512GB | ¥123,000 | ¥123,000 | ¥125,100 |
Ryzen7 7840U 32GB/512GB | ¥142,800 | ¥142,800 | ¥142,800 |
Ryzen7 7840U 32GB/2TB | ¥165,000 | ¥165,000 | ¥165,000 |
Ryzen7 7840U 64GB/2TB | ¥192,400 | ¥192,400 | ¥192,400 |
スペック
製品名 | GPD G1 |
GPU | AMD Radeon™ RX 7600M XT |
アーキテクチャ | RDNA 3 |
製造プロセス | 6nm |
ベース周波数 | 1500 MHz |
ゲーム周波数 | 2300 MHz |
最大周波数 | 2615 MHz |
演算ユニット 合計 | 4096 |
AMD Infinity Cache Technology | 32 MB |
メモリ周波数 | 2250 MHz |
最大メモリー帯域幅 | 8GB |
HDMI マルチディスプレイ | 7680×4320 @60Hz 最大3つの外部ディスプレイをサポート |
インターフェース | OCuLink(SFF-8612)メスポート × 1 USB4 × 1 USB 3.2 × 3(USB4 ホスト・デバイス接続時のみ有効) HDMI 2.1 × 1 DP 1.4a × 2 SD 4.0 カードスロット × 1(USB4 ホスト・デバイス接続時のみ有効) |
GPU電力 電源 | 120W 240W GaNバッテリー内蔵 |
本体重量 本体サイズ | 約0.92g 約225 × 111 × 30mm |
付属品 | 付属品 GPD G1 本体 × 1 ACケーブル × 1 USBケーブル × 1 保証書(1年間) × 1 ※OCuLink接続ケーブルは別売りです |
GPD G1 接続が不安定な場合の対応方法
ハイビームさんのサイトで紹介されてます。
GPD G1 接続が不安定な場合の対応方法
本体と付属品
重量
Razerとか一般的なGPU BOXはサイズが大きいんですよ。
(Razer Core X Chromaは10kgぐらい)
で、GPD G1の本体は864gだそうです。
本体の手触りや質感やカラーも見事で
尚且つ一般的なGPU BOXと比べると
コンパクトなので素晴らしいですね。
と言っても持ち運びには向いてるとは言い難いので
基本的には自宅で使用する感じになりそうですね。
一般的なGPU BOXと比較
外付けGPU BOXで
「Razer Core X Chroma」てのがあるんですけどね。
ビデオカードを内蔵出来るそうです。
ただしサイズはそれなりに大きいです。
37.4 x 16.8 x 23 cm; 10.16 kg
プラス「ThunderBolt 3」だそうです。
で、さらに気になる点としては
「ThunderBolt 4」対応のGPU GOXは
GPD G1以外は販売されてないようです。
(今のところは)
「ThunderBolt 4」対応で小型だと
GPD G1以外に選択肢はなさそうな感じですね。
と言う訳で比較してみましょうか。
製品名 | サイズと重量 |
---|---|
Razer Core X Chroma | 37.4 x 16.8 x 23 cm 10.16 kg(GPU非搭載状態) |
GPD G1 | 約225 × 111 × 30mm 約0.92g(GPU搭載状態) |
Razerの場合は外付けの箱に
余っているビデオカードを入れる感じになる訳ですが
ビデオカードの金額によっては
合計金額が10万以上になる場合もありそうですね。
その上にコンパクトではない感じですね。
で、GPD G1は
省スペースでコンパクト。
重量も1kg以下。
申し分ないですね。
インターフェイス
前側は
OCuLink(SFF-8612)
USB4ポート(Thunderbolt4)
電源ボタン
後ろ側は
電源ケーブルのポート
USB 3.2 Gen2 Type-A x 3
SDカード
ディスプレイポート x 2
HDMI x 1
UMPCに接続して電源を入れたら
GPUの機能が発生して、給電も可能な状態になります。
でないと
すぐバッテリーが無くなりますからね。
USB4接続とOcuLink接続の違い
USB4(Thunderbolt 3/4)接続の場合は
全てのインターフェースが有効だそうです。
(OcuLink接続と違って制限はない)
一方でOcuLink接続の場合は
映像ポート(HDMI、DisplayPort)以外は無効だそうです。
(ビデオカードの機能のみで他のインターフェイスの機能は使えない)
ただし、OCuLinkを使用した場合ですが
DisplayPort×2とHDMI×1の最大3画面同時出力が可能になるそうです。
汎用性だけで言えば
USB4で接続してる方が手軽ですね。
OcuLink接続は
映像出力に特化してる感じですか。
GPD G1の温度とファンの音
G1が動いてる時の温度ですが
高くても28°とかなので特に問題なさそうですね。
RazerのGPU BOXと比べると小さいので
どうなのかな?
と思いきや
熱くないしファンの音もそんなに気にならないし
優秀なGPU BOXですね。
FF14 ベンチマーク(AYANEO AIR 1s)
数回テストして数字の大きいのを採用してます。
OCuLink対応の端末が手元に無いので
USBのみでテストしてます。
FFXIV 暁月のフィナーレ | TDP15w(GPD G1無し) | TDP15w(GPD G1有り) |
---|---|---|
最高品質 | 7442 | 11835 |
高品質(デスクトップPC) | 7216 | 10994 |
高品質(ノートPC) | 7648 | 11030 |
標準品質(デスクトップPC) | 7847 | 11528 |
標準品質(ノートPC) | 7966 | 11353 |
FF14 ベンチマーク(ONEXFLY)
数回テストして数字の大きいのを採用してます。
OCuLink対応の端末が手元に無いので
USBのみでテストしてます。
FFXIV 暁月のフィナーレ | TDP15w(GPD G1無し) | TDP15w(GPD G1有り) |
---|---|---|
最高品質 | 6667 | 12199 |
高品質(デスクトップPC) | 6548 | 11517 |
高品質(ノートPC) | 6616 | 11778 |
標準品質(デスクトップPC) | 7461 | 12131 |
標準品質(ノートPC) | 8163 | 12593 |
OCuLinkに対して気になる点
G1に接続することで
ベンチマークの数字が倍になる仕様な訳ですが
OCuLinkはUSB4接続と比べると能力が上がるようです。
画面設定を拡張ディスプレイでG1から外部モニターへ出力で
良い数字になってるようですね。
↓
で、問題としては
OCuLink SFF-8611ケーブルが搭載されている端末って
現時点では少ないです。
ただしGPD G1の登場しましたし
今後、OCuLink搭載の端末が増えてくると良いですね。
今のところはUSB4の方が安いです。
手頃な価格だと1Mでも2000円ちょいで買える感じですね。
(Anker製は高いですけどね。)
Thunderbolt 4 対応のUSB4ケーブルだと
L字型が良さそうですね。
(UMPCをスタンドとかに立てた場合にL字方の方が使いやすい?)
良い点と気になる点
良い点 | 気になる点 |
---|---|
USB4接続とOcuLink接続で手軽に接続可能 | USB4とOcuLinkのケーブルは短い上にお安くはない |
HUBの機能が便利 | RJ45とUSB 3.2 Type-Cがあれば尚良し |
重量は864g | 持ち運びには向かない。 |
小さいので置き場所に困らない。 | |
本体温度が30°以下で安定している | |
GPD製品以外でも使用可能 | |
高級感のある質感 |
感想
使ってみた感想ですが、USB4やOCuLinkのケーブルを
刺すだけで使えるので手軽で良いですね。
一般的なGPU BOXと違って
初めから「Radeon RX 7600M XT+8GB GDDR6」が内蔵されていて
尚且つコンパクトで置き場所に困らないとか、なかなか良い話ですね。
AYANEO AIR 1sやONEXFLYでも使用可能との事だったので
使用してみましたが問題なく使えますね。
USB4もしくはOCuLinkが搭載されているPCを所持していて
小型のGPU BOXが欲しい方には良いアイテムかもしれませんね。
小型なのにRX 7600M XT+8GBなので
GPU BOX本体の温度がどうなのかと気になってましたが
30°以下を維持してるので割と優秀ですね。
ファンの音もどうなのか気になってましたが
コレぐらいなら気にはならないと思いますね。
(まぁ人によるとは思いますが)
気になる点としては
USB4(Thunderbolt 3と4)と OcuLinkの価格が
一般的なケーブルと比べると安くはないですね。
(まぁ安いと差別化が出来てないので妥当ではありますが)
細かい話ですが
USB 3.2 Type-Cが1つあると尚良かった気もしますね。
Type-Aポートが3つですが
2つにしてType-Cでも良かった気がしますが
まぁ今更ですけどね。
無ければないなりの使い方をすれば問題は無いかなと思います。
UMPC以外の運用方法の提案
G1はUSB4対応であれば使えるようです。
まぁG1を買おうと考える方は
省スペースで使える方が好ましい方だろうと予想できるわけですね。
となるとUMPC以外で活用する場合は
USB4が搭載されているノートPCや
MicroATXのマザー辺りが良いのかな?
とも思えますね。
まぁこの辺りが無難でしょうね。
最近のブログ
ハイビームさんのセール品の一覧と修理情報
コチラですね。
セール品の一覧
また、ハイビームさんで修理する際の情報なのですが 内部基盤以外の修理は国内、内部基盤は中国との事です。
バッテリーの交換はどのメーカーも15000円を目安にしてくださいとのことでした。
クラウドファンディング版と国内正規版の違い
コチラにまとめてあります。
通販サイトと動画配信サービスとギフト券とSWELL
UMPCの専門店のハイビームさんの
オンラインストアですね。
定期的にセールを行っておられるようです。
掘り出し物が見つかるかも!?
海外通販サイトだと
アリエクスプレスさんとbanggoodさんで
ちょこちょこ買い物してます。
アマゾンプライムビデオとU-NEXTは配信してるものは
割と同じようで違うんですけど、契約しておくと便利ではありますね。
たまにバチェラージャパンとか独占タイトルもあるので地上波では見れない映像とかもあるので悪くはないかなと思います。
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