「AYANEO GRAPHICS STARSHIP AG01」レビュー。eGPU機能付きのドッキングステーションでストレージも搭載可能。

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目次

概要

さてさて。
物欲の春が近づいてまいりましたね~。

と言う訳で、今回はAYANEO社が開発したGPU BOXの
「AYANEO GRAPHICS STARSHIP AG01」のレビューですね。

AMD Radeon™ RX 7600M XTを搭載していて
NVIDIA GeForce RTX™ 4060 Mobile Editionを上回るそうですよ。

​FSRやフレーム生成などのAMDの最先端テクノロジーの他に
H265 / HEVC / AV1 などの
エンコードとデコードもサポートされています。

GPU BOXはGPD社とOne-etbook社からも発売されてまして
2社のデザインはコンパクトでスタイリッシュな感じなのですが
AYANEO社のは2社とは違って
宇宙船をモチーフにしたようなデザインですね。

ONEX GPUにRGBの機能はあったんですが
AYANEO製は「Chroma™ RGBライティング」と言う名前で
「ゲームにあった演出が可能」との事で
なかなか斬新な感じですね。

販売ストア

ハイビームアマゾン
OLED 8840U
32GB/1TB スターリーブラック
¥159,600
Module付き¥169,500
¥159,600
OLED AI 9 HX 370
32GB/1TB スターリーブラック
¥211,850
Module付き¥221,750
¥211,850
OLED AI 9 HX 370
64GB/2TB スターリーブラック
¥264,100
Module付き¥274,000
¥264,100
OLED AI 9 HX 370
64GB/2TB スカイホワイト
¥264,100
Module付き¥274,000
¥264,100
OLED AI 9 HX 370
64GB/4TB レトロパワー
¥302,100
ケース付き¥305,970
¥302,100
LCD AI 9 HX 370
64GB/2TB レトロパワー
¥273,600
ケース付き¥277,470
¥273,600
AYANEO GRAPHICS STARSHIP AG01 eGPU Radeon RX 7600M XT¥89,800¥89,800

スペック表

本体と付属品

まず、箱のデザインが独特で良いですね。
メガドライブのサンダーフォースのパッケージみたいな感じですね。

AYANEOのリメイクシリーズは
レトロゲームからインスピレーションを得ているとの事ですが
AG01はメガドライブが参考になっているのかな?

と思い込んでます。

DSC_8529_TEMP

アーサー氏の名前入りのマグネットプレート

リメイクのロゴの左側に何か書いてあったので見てみたら
アーサー氏の名前がついてました。

コレがマグネット式で着脱が可能でした。

DSC_8538_TEMP

アーサー氏はCEOだけではなく
船長としてもご活躍されてるようですね。

インターフェイス

SDカードが刺さります。

割と豊富ですね。

DSC_8545_TEMP

重量

なかなかの重量ですよね。
さらに電源アダプターの重量もなかなか。

DSC_8537_TEMP

まぁ持ち運びは想定はされてないと思いますので
特に問題は無いかなと思います。

冷却能力

AG01には大型ファンとVC放熱プレートが搭載されていて
冷却能力は高いとの事ですが
実際に使ってみると、本体が熱い事には変わりはないです。
(この辺りは他社のGPU BOXも同じですよね。)

ファンの音ですが、静音とは言い難いと思いますが
本体に熱が籠るよりは良いので
特に問題は無いかなと思います。

ストレージが内蔵可能

本体の底面の蓋を開けたら
M.2 2280のSSDが内蔵可能なPCI Express 3.0対応スロットがあるので
ストレージを内蔵して拡張が可能ですよ。

TDPが切り替え可能の電源ボタン

電源ボタンが独特で
電源ボタンを左に回せば100wになって
右に回せば120wの出力になるようです。

AYA Speceから始まって
Pocket DMGとPocket EVOの物理ボタンから
こうなったというべきでしょうね。

RGBですが、デフォルトでは100wの状態だと白色に光って
120wだと赤く光るようです。

電源ボタンの右側の三角のボタンを押すと
RGBのオンオフを切り替えが可能で
下の三角のボタンはRGBの色を変更が可能。

長押しでデフォルトに戻すことが可能です。

ただし、UMPCはデリケートな玩具なので
120wを使う場合は注意が必要だと思います。

Steam版モンハンの正常に動作しない件の話

Steam版の「Monster Hunter Wilds」ですが
環境によっては正常に動作しないようです。

まず、コチラを目を通してもらった方が良いですね。

起動しない/音や映像がおかしい/クラッシュする/
その他正常に動作しない


まぁとりあえずAMDのドライバーやDirect Xは
最新の状態が良いという事ですね。

Windows UPDATEで「24H2」を導入すると
色々な問題があったそうで
アップデートを見送ってる方も居たと思いますが
現在だとWindowsアップデートを見送っていた場合は
AMDのドライバーの導入時にエラーが出て
アップデートが出来ないようなので
「24H2」にアップデートした方が良いかもしれません。

で、アップデートを行うと
AMDの最新のドライバーが導入可能となるようです。

モンハンのベンチマーク(UMPC単体)

Monster Hunter Wildsのベンチマークの結果を載せていきます。

TDPは20wで解像度を1280 x 720にして全て最低設定でテストしてます。
(まず遊べる動作を最優先にすべきですね。)

出来れば15wでやりたかったですが
製品版のモンハンをやってみた感じとしては
780MのUMPC単体だと
安定した動作を得る為には20wぐらい必要な感じです。

設定を落とすことに対して
妥協が出来ない場合はPS5版をお勧めします。
(無理にUMPCでやる必要はない)

モンハンのベンチマーク(7840U&8840U 780M)(UMPC単体)

単体だと低設定+解像度も落とさないと厳しいです。

厳しいと言ってもGPD WIN2やGPD WIN MAXの液晶と比べると
全然余裕だと思います。

7840U&8840U 780M20w
AYANEO AIR 1s(7840U)
AYANEO SLIDE(7840U)10909
AYANEO AIR 1s(884U)10398
AYANEO FLIP KB(8840U)9496

7840Uと840Uでも
全て最低設定にすればモンハンを遊ぶ事は可能なので
ハイビームで販売されてる新個品や
フリマとかで値下がりしている7840Uや8840Uを
入手するの良いかなと思います。

AYANEO SLIDE(ハイビーム)AYANEO SLIDE(アマゾン)
ブライトブラック 16GB/512GB:¥129,800ブライトブラック/16GB/512GB:138,420
<背面使用感あり/非常に良い>
ブライトブラック 16GB/512GB:115,350
サンライズホワイト/32GB/2TB:168,300
<スレ傷あり/使用感あり>
ブライトブラック 16GB/512GB:110,350
<目立つ傷あり/使用感あり>
ブライトブラック 32GB/2TB:149,600
<内箱一部欠品/使用感あり>
ブライトブラック 32GB/2TB:145,860

モンハンのベンチマーク(AI9 370 890M)(UMPC単体)

780Mと比べると少し余裕があるように思いますが
手堅く遊ぶ方が優先なので
低設定+解像度を落とすと良いと思います。

GPD WIN2やGPD WIN MAXの液晶と比べると
全然余裕だと思います。

AI9 37020w
AYANEO 3
ONEXFLY F1 Pro11117
ONEXFLY F1 Pro

モンハンのベンチマーク (AG01使用時)(7840U&8840U 780M)

AG01に接続してる間はGPUが強化されているので
解像度は1920 x 1080でも問題は無いです。

低設定と高設定でテストしてます。

低設定 20w高設定 20w
AYANEO AIR 1s(7840U)1596612882
AYANEO SLIDE(7840U)1263410320
AYANEO AIR 1s(8840U)1611512805
AYANEO Flip(8840U)1344710295

モンハンのベンチマーク (AG01使用時)(AI9 370 890M)

低設定 20w高設定 20w
AYANEO 3
ONEXFLY F1 Pro1286410426

モンハンのベンチマーク (AG01使用時)(6800U 680M)

実はAOKZOE A2は6800UにUSBが付いてます。
つまりAG01が使えます。

AOKZOE A2単体だと
ベンチマーク起動時でこの状態なので話にならないんですが

AG01を接続することによって正常に起動が可能となります。

なんか不思議な話ですが
AG01がお安くはないだけあるという事でしょうね。

で、ベンチマークの結果なんですが
7840Uよりは劣りますが
AG01に接続してる時のみモンハンが遊べますね。

つまり単体で起動して遊べる状態の動作に持っていけるのは
7840Uが最低ラインという事になりますね。

使わないときは必ず接続を解除する事

お安くない機器なので
適切な手順で接続を解除が妥当でしょうね。

USBメモリーと違って
外付けのGPU BOXなので適切では無い手順で外してしまうと
何が起きるか分からないですからね。

USB4とOculinkが搭載されている端末

ゲーム機器やノートPCに
Thunderbold 3/4,USB4のポートがあれば接続が可能との事です。

USB4USB4 / Oculink対応
GPDGPD WIN mini 2024/2025GPD WIN mini 7640U/7840U
GPD WIN4 2025
GPD WIN MAX2 2025
One-NetBookONEXFLY / F1 ProONEXPLAYER X1
ONEXPLAYER X1 mini
ONEXPLAYER G1
AYANEOAYANEO AIR 1s
AYANEO SLIDE
AYANEO 2
AYANEO FLIP(KB / DS)
AYANEO 3
AOKZOEAOKZOE A2

新古品やフリマで状態の良いのが見つかったら
AG01と組み合わせて使うも良しですね。

で、実はUMPC3社以外でも
Oculinkを搭載しているPCは存在します。

・GMKtec NucBox K11 ミニpc
・MINISFORUM UM880 PLUS ミニPC
(ミニPCで有名な2社ですね)

マグネットケーブル

100wのマグネットケーブルの使いどころについて。

GPD WIN miniやX1 miniみたいなUMPCだと
本体とコントローラーの充電する場合に
Typer-Cのマグネット端子を常時つけた状態にしておけば
扱いやすくなりますね。

モンハンやってると 使い過ぎて充電が切れてしまうんですよ

良い点と気になる点

良い点気になる点
USB4接続とOcuLink接続で手軽に接続可能サイズと重量の関係で持ち運びには向かない
デフォルトでOculinkケーブルが付属
SDカードが使用可能及びストレージが内蔵可能
本体温度が安定している
AYANEO製品以外でも使用可能
デザインが見事
RGBライトが搭載されていてTDPが変更可能TDPの変更で60w出力があれば尚良しでしたね。

意外な結果になりましたね。

ベンチマークの数字上だと
全く同じ条件で370の端末より1sの方が数字が高いのに驚きですね。

この違いは何なのか?
と言う部分ですが。

考えられる事としては、液晶の仕様ですかね。
ONEXFLY F1 Proは144hz、AYANEO FLIP KBは120hz。
AYANEO AIR 1sは60hz。
(リフレッシュレートが高いと、その分の消費電力も高くなる)

AIR自体が小さくてパワフルと言う趣旨なので
趣旨通りと言うべきですかね。

と言っても最近では
リフレッシュレート144hzが標準になりつつあるので
60hzの液晶が今度は採用されるのか疑わしい部分ですね。

それだけUMPCユーザーの舌が肥えたという事なのでしょうね。

感想

使ってみた感想ですが
AYANEO製品は勿論ですが
他社の製品でも問題なく使用できました。

USB4やOCuLinkのケーブルを
接続するだけでモンハンのベンチマークの数字が飛躍的に上がるので
UMPCで良い状態で遊びたい方には良い品だと思います。

本体のデザインも他社とは違っていて
CEOの趣味(レトロゲーム)を
そのまま反映してるかのようなデザインで良いですね。

GPD G1とONEXGPUはSDカードスロットが非搭載ですが
AG01は搭載可能なので他社と違って良い部分ですね。

ちょっとしたファイルの移動とかで
SDカードが刺さるか否かで使い勝手も変わってきますからね。

その他はストレージが内蔵出来るので
動画編集用に使う避難場所としても使えて
拡張性が高いのも良いですね。

気になる点としては
AG01本体のTDPの変更で60w出力があれば良かったですね。

最近では「いたわり充電」てのが標準装備になってきましたが
100wや120wの出力が「いたわり」とは言い難い部分で
その辺りで60wに出力を落として使えれば尚良かったという感じですか。

細かい話ですが
AYANEO専用のクレードルが販売されてますが
AG01にクレードルの機能があれば尚良かったかなと思います。

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ハイビームさんのセール品の一覧と修理情報

コチラですね。

セール品の一覧

また、ハイビームさんで修理する際の情報なのですが 内部基盤以外の修理は国内、内部基盤は中国との事です。

バッテリーの交換はどのメーカーも15000円を目安にしてくださいとのことでした。

クラウドファンディング版と国内正規版の違い

コチラにまとめてあります。

通販サイトと動画配信サービスとギフト券とSWELL

UMPCの専門店のハイビームさんの
オンラインストアですね。

定期的にセールを行っておられるようです。
掘り出し物が見つかるかも!?

アマゾンプライムビデオとU-NEXTは配信してるものは
割と同じようで違うんですけど、契約しておくと便利ではありますね。

たまにバチェラージャパンとか独占タイトルもあるので地上波では見れない映像とかもあるので悪くはないかなと思います。

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この記事を書いた人

どうもネスです。

GPDやAYA NEOやONEXPLAYERなど
珍しくて熱くて面白いUMPCやガジェットが大好物です。

物欲は良いですね。

宜しくお願いします。

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